誰でも語りそうなことは出来るだけ口に出さない
現在読んでいる内田樹さんの本の中に、「これだ」と思わず膝を叩きたくなるような章立てがあった。
「誰でも語りそうなことは出来るだけ口に出さない」
自分が感じていること、考えていることを発表するときには、できるだけ「自分が死んだら、これと同じことを感じたり考えたりする人がいなくなる」ことだけを選択的に語るほうがいいと思います。
(「困難な成熟」p.284)
まさにそうなんだ。
資本主義社会は、なるべく歯車を量産させた方が、社会がうまく機能する。
Aさんがいなくなった時、代わりにBさんをあてがえば、組織は円滑に進まなくてはいけない。これが「強い組織」の常識だ。
…そんなこと知ったこっちゃない。
私だからか語れること、感じられる事を、堂々と大切にして発信したい。
人生は短い。
他人が好きな物を追いかけている時間はない。