高校教師の奮闘記録。

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この場ぐらい、本音で語らせてくれ。

ずっと前から彼のこと 好きだった 誰よりも

youtu.be

 

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西暦2000年になる少し手前、1990年代後半の日本のメディア音楽は、今振り返ると、とてもキラキラしていた様に思う。それぞれの個性を十分に出して、各々のアーティストの個性が大衆に肯定されていた。

今みたいに、高音質だのハイレゾだの、「音のキレイさ」が話題にあがらなかった。スマホYOUTUBEも存在しない時代、音楽を聴くとは一種の身体活動であり、テープをラジカセに入れ、そこから流れる音をノイズ込みで全身で受け止めていた。

1990年代後半。

 

広末涼子の「大スキ!」、藤井隆のナンダカンダ、aikoのボーイフレンド。
どれも素晴らしかった。キャッチ―なメロディーは然ることながら、今思えば、2000年に向けたノストラダムスの大予言が流行る一方で、「希望」も常に人々の心にあったのかなと思う。純粋に、好きなものを好きと言えた時代。「炎上」なんて言葉が無かった時代。昭和の色を残しつつ、段々世の中が変わっていく兆しに対して、社会全体が迎え入れる準備をしていた時代。

この時代、日本のサブカルチャーを見てみれば、ナルトもワンピースも存在していなかった。そんな時代があったんだ、確かに。

1990年代という響きが、ノスタルジーと共に感じられる程、我々は遠い近未来にまで生き抜いてきてしまった。

そう、生き抜いてきてしまった。それだけだ。