高校教師の奮闘記録。

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この場ぐらい、本音で語らせてくれ。

2023-01-01から1年間の記事一覧

過度な説明責任と配慮なんて、クソくらえだ

熱中症に注意だの、台風が来ている為不要不急の外出は控える様にだの、さ。 そんなのいちいち言う必要ないだろうよ。「今日は〇〇℃になる」、「最大風速〇mの台風が日本列島を通過する」って、情報だけ伝えてくれればそれで良いんじゃないの?情報からどうい…

ずっと前から彼のこと 好きだった 誰よりも

youtu.be youtu.be 西暦2000年になる少し手前、1990年代後半の日本のメディア音楽は、今振り返ると、とてもキラキラしていた様に思う。それぞれの個性を十分に出して、各々のアーティストの個性が大衆に肯定されていた。 今みたいに、高音質だのハイ…

一見「楽しい」授業。

授業を通して、教員は生徒に担当科目の「面白さ」を伝道しなければならない。それが全てだと言っても良い。 生徒が卒業後も、「あの先生」、「あの授業」、「あの内容」が昨日の事の様に思い出され、知的好奇心を駆り立てられる様な。そういった授業を展開出…

さらば思い出たちよ!

さらば思い出たちよ 一人歩く摩天楼 わたしという名の物語は 最終章 悲しくって泣いてるわけじゃあない 生きてるから涙がでるの 凍える季節に鮮やかにさくよ ああ わたしが負けるわけがない (「冬の花」 by- 宮本浩次) -----------------------------------…

職場に、高校・大学時代の同級生である"J"が赴任してきた。昨日、Jの姿を校舎内で見るまでは嘘だと思っていたが、高校時代から変わらない笑みを浮かべながら談笑しているJを確認した時、思いもよらない事が実際に起こっている事をやっと理解した。Jとは3年…

大学の同期と、6年振りぐらいに同窓会を開いた。苦楽を共有し合った仲間だから、堅苦しい挨拶は必要ない。最初から、お互いの放つ空気が混ざり合って、それは懐かしい色合いを見せていた。民間企業を辞めてから今まで、友達付き合いを避けてきたが、今回の…

誰でも語りそうなことは出来るだけ口に出さない

現在読んでいる内田樹さんの本の中に、「これだ」と思わず膝を叩きたくなるような章立てがあった。 「誰でも語りそうなことは出来るだけ口に出さない」 自分が感じていること、考えていることを発表するときには、できるだけ「自分が死んだら、これと同じこ…

こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

5章1節 イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄ってきた。 2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。 3 「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。 4 悲しんでいる人たちは、さい…

「身体性」を失った現代人。機械化し、自ら思考する事を手放した残念な現代人。

いつからだか忘れたが、「社会学」に興味を持ち、東京都立大学の宮台真司先生の著書や動向に注目してきた。昨年11月末に起こった、宮台先生襲撃事件。かなりショッキングで言葉を失ったが、驚異的な回復を見せて、またメディアへの露出を再開させている。…

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは交雑していた。

高校時代、進学校で世界史を選択していた人は、世界史の教科書の一番最初の項目、「人類の進化」で、ジャワ原人や、ネアンデルタール人、ホモ・サピエンスといった用語が載っていたことを覚えているかと思う。高校時代の世界史の先生(以下H先生)は、この「…

物価上昇に伴い、馬鹿げた消費行動を減らす。

昨年から、商品及びサービスの値上げラッシュが留まる事を知らない。東京新聞による下記記事の様に、各企業、数パーセントの値上げをするか、価格は据え置きで、商品の容量を減らす対応をとっている。 www.tokyo-np.co.jp 社会人になってからというもの、給…

ほっそりした母の 胸の方まで 息苦しく ふさいでいた 白い僕の肉体

I was born 吉野弘 □確か 英語を習い始めて間もない頃だ。 □或(あ)る夏の宵※1(よい)。父と一緒に寺の境内を歩いてゆくと 青い夕靄※2(もや)の奥から浮き出るように 白い女がこちらへやってくる。物憂げに ゆっくりと。 □女は身重らしかった。父に気兼…