高校教師の奮闘記録。

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この場ぐらい、本音で語らせてくれ。

 

職場に、高校・大学時代の同級生である"J"が赴任してきた。昨日、Jの姿を校舎内で見るまでは嘘だと思っていたが、高校時代から変わらない笑みを浮かべながら談笑しているJを確認した時、思いもよらない事が実際に起こっている事をやっと理解した。

Jとは3年間同じクラスで、席も3年間前後の関係だった。昼食を食べながら、高校時代の何気ない思い出(例えば、授業中にあの先生がこんな小話をしていた、クラスの〇〇がこんな事を言っていた、など)をお互いに思い出しては言って笑い合っていたが、殆どすべての事柄をお互いに共有していて、ビックリしてしまった。オレだけが覚えていると思っていた大切な一コマを、Jも同じように記憶していた。

Jは、人間的に性格が丸くなっていた。無意識(?)に、オレの事を慮る様に言葉を選んで話している彼の様子を見て、今まで会わなかったこの6年間で、彼が潜り抜けてきた世間の荒波の高さを理解した。屈託のない笑顔を浮かべる事の出来る人は、それなりの人生経験を積んでいるものだ。

Jと再会してまだ2日目だが、ここ数年潜んでいた、チャクラの様に渦を巻いたエネルギーが、心の奥底から湧き上がってきているのを感じる。そうだ、高校時代もこんな感情が起こったんだ。毎日の様に。なんとも形容しがたい、気分が高揚しながらも絶望の淵に立たされている、ギリギリの感覚だ。

一緒に銀杏ボーイズを聞いて、アジカンを聞いたっけな、あの頃は。
今は、Jはどういう音楽を聴いて、何を想って生きているんだろう。

憧れの存在であり、同時に嫉妬する存在でもあるJとの再会は、高校・大学時代の「延長戦」だ。今度こそ、Jの鼻を明かしてやりたい。

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