高校教師の奮闘記録。

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この場ぐらい、本音で語らせてくれ。

峯田和伸 in my head

 

何となく、高校生だった頃の心的感覚が蘇ってきている気がする。

 

#高3#受験期#9月#晴れの日。
自分の行く末が果たしてどうなるのか、「どす黒い孤独」を胸に感じながら、毎日高校に通っていたっけな。
毎日爆笑していたが、毎日、不安だった。

「あっち、オレ、こんなんで受かるかな」と、体育の時間にポロっと相談してきたJ。

「受験ってのは、言い換えれば「受かる確率を上げる作業」に過ぎない訳よ。例えば、今のお前が10回試験を受けたら、3回は受かる実力があるかもしれない。でも、残りの7回は落ちてる。それを、受験勉強によって、10回受けたら4回、5回と受かる確率を上げていくしかないんじゃないか。」

って、お前に返事を返したっけな。

 

お前は、「いい事言うな…。いい事言うな…。」って、2回繰り返しながら、サッカーボールを蹴ってたっけな。

その後、お前が現役で東京外大に受かって、オレは東京外大に落ちた。

皮肉な話だよな。能書き垂れてるオレのが、圧倒的に勉強の才能なんて無かったのにな。


担任のS先生は、毎朝6時には学校にいたっけな。
玄関までの階段を上ってる最中、国語科研究室から、歯を磨きながら手を振ってくれてたっけな。


在学中は、こんな高校懲り懲りだと思っていたけれど、
思い返せば、私もまた、豊穣なる熊高の屋根の下で、大いに育てられていたんだな。

 

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私のOSが、もう古ぼけているのだろうか。
「令和の教師」に、アップデートしなくてはいけないのだろうか。

何を残して、何を切り捨てるのか。

 

「かくありたい」と、「かくあってしまう」、、、、。

私たちは、この間を、どっちつかずのまま、生きていくしかない。


まだ、戦える。
倒れたって、何、ファイティングポーズを取り続ければ良いんだよ。


誰かに、バトンを繋ぎたい。
もう、承認欲求と自己顕示欲の沼から解放されたい。