誰かの恨みを買っていないか～飯能市の痛ましい事件～

温かい部屋から眺める、澄み切った冬の景色はとても美しい。
いつもと変わらぬ街なのに、夏の時のそれとは雰囲気がまるで違う。

樹や野草、小鳥が確認出来ると、和やかな気持ちになれる。
自然が好きだから、というより、私と同じ、頼りなくも懸命に生きている存在だから。

地元からほど近い、埼玉県飯能市で、殺害事件が起こり、世間をにぎわせている。

www.sankei.com

閑静な「高級住宅街」である美杉台（美しい杉の台地…良い名前だ）で発生してしまった、被害者の近隣に住む容疑者による残酷な事件だ。

犯人の動機であるが、別のニュース記事には、以下の様に綴られている。

https://www.sankei.com/article/20221225-GNRGZSJN5BPNFIPLEAX7RDBHII/

埼玉県飯能市の住宅で男女３人が殺害された事件で、県警に殺人未遂容疑で逮捕された４０歳の男は過去に、この住宅の車を傷つけたとして器物損壊容疑で逮捕されていた。捜査関係者が明らかにした。

 

（https://www.sankei.com/article/20221225-GNRGZSJN5BPNFIPLEAX7RDBHII/）

被害者であるビショップ夫妻の車を、容疑者の斎藤淳容疑者（４０）が何らかの理由により傷つけ、過去に逮捕されているという。

この件と殺人事件、そして、斎藤淳容疑者（４０）が「無職」である事に、因果関係はあるのだろうか。
以下、勝手な考察である。

・ビショップ夫妻が美杉台に引っ越してきたのは、数年前である。

・一方、斎藤容疑者は、それより以前から同地区に居住しており、優等生であった。

・傷つけられた車の修理代が１００万円を超す、という事から、ビショップ夫妻の車は高級車である事が推定出来る。

（飯能市家族3人「ハンマーで耕すように」殺害…「スポーツも勉強もできる優等生」40歳男がなぜ?車傷つけトラブルがきっかけか（FNNプライムオンライン） - Yahoo!ニュース）

・引っ越してきた、「外国人」（ビショップ氏が「日本人」であるかどうかは分からないが、記事画像の本人写真からは、外国人だと判断され得る）に対して快く思っていない斎藤容疑者は、「何らかの原因」により、ビショップ家族に嫌がらせをする様になる。

・嫌がらせの犯人だと特定され、警察沙汰になり、彼のプライドは傷つけられた。
　仕事にも就かず、プライドだけが膨らんでいった彼の思考は、正常な方向に働かなかった。

。結果、ビショップ家に逆恨みを起こし、今回の犯行に及んだ。

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まずは、亡くなられたビショップ家の３名に、ご冥福をお祈りしたい。

私は、誰かの恨みを買っていないだろうか。
強烈に私を殺したくなるほどの無礼や陰謀を、誰かに行わなかっただろうか。

容疑者と被害者に、「対話」の機会は無かったのだろうか。
だって、ビショップさんは、「近隣の住民」曰く、「誰にでも気さくに挨拶する、良い人」だった訳でしょう？そうであれば、斎藤容疑者とも挨拶を交わす仲では無かったのだろうか。車の件を境に、実はお互いに犬猿の仲となっていたのだろうか。

安倍晋三さんの事件と同じく、
犯人は、孤独で、鬱憤を腹の中に溜めていた。


この生き辛い社会では、どうやら孤立することもよく思われないらしい。